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平成27年7月31日点心で茶事を

点心とは、軽い食事のこと
茶事の場合、食事は懐石料理(フルコース)ですが、
点心として、お弁当などを出すこともあります

初風炉の茶事に来られなかったお友達を招いて
気軽な感じにと、お食事を点心にしてみました
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さて、
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玄関の蹲(つくばい)に青楓の枝
猛暑の中に少しでも涼しさを

寄付のしつらえは
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お家元の色紙「福如泉(ふくは いずみのごとし)」に
煙草盆、お白湯は冷茶(常温の煎茶)を用意しました

本席のしつらえは
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は「日新又日新」(ひびあらたなり、またひびあらたなり)
釜添えの切合(きりあわせ)風炉
竹の風炉先屏風に、スダレで涼しさを演出

ご挨拶して、風炉を清めて、松花堂弁当の出番
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詰めたのは、
向付(むこうづけ) ノドグロの笹漬
強肴(しいざかな) 豚肉の角煮、南瓜・蓮根の炊合せ
進肴(すすめざかな 春菊・人参・こんにゃくの胡麻和え
焼物(やきもの) 鮭の粕漬
ご飯 竹の子ご飯
香の物 たくわん、生姜

お酒は「〆張鶴」の山田錦 純米吟醸

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そして、お汁はどうしようか?と悩んだのですが
椀盛(わんもり)にしました
真薯、青紅葉の生麩、柚子、カイワレ大根

前日までに、お出汁をとって、下拵えもすませ
準備万端で臨んだのですが、
1人でしたので結構忙しかったです

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炭点前は、お客さまにしていただき
DSCF5142.jpg 氷室香合

主菓子(おもがし)が出ます
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菓子器は、今年が生誕150年高崎の俳人村上鬼城が俳句を書いています
俳句は「弟子達に問答させて涼み哉」
箱の蓋の裏書には、
「辛酉(かのととり 大正10年)冬日、於(おいて)瀬戸竹里庵 鬼城(角印)」
とあります
鬼城年譜に、大正10年11月に京都・瀬戸方面に行く、とあるので
この時なのでしょうね
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お菓子は錦玉羹

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お花は、姫吾亦紅()ひめわれもこう、縞芦(しまあし)、
藪蘭(やぶらん)、トルコ桔梗、フウウセンカズラ

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           ↑道具組を再現しました
メインのお茶は
濃茶付花月(こいちゃつき かげつ)というのをして
濃茶をいただいてから、お互いに薄茶を点てあいました

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あっ、もちろん、お干菓子もね

その後、水菓子(ニューサマーオレンジ:土佐小夏です)と
お番茶でお茶事が終わりました

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恒例の記念写真

気心の知れたお客様との茶事
楽しかったです
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