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秋・冬のお菓子あれこれ

昨年(2018)11月~今年(2019)1月の
お茶のお稽古のときのお菓子をご紹介します

ただし、その都度ブログにアップしたお菓子以外ですが
それから、クリスマス バージョンのお菓子は撮り忘れてしまいました(^-^;

まずは、主菓子(おもがし)から

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「延年」練切(ねりきり)

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「赤い実」黄味しぐれ、こし餡

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「姫椿」ういろう、味噌餡

それから、お干菓子(ひがし)は

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左:「笹結び」ほうずい、右:「椿」麩焼きせんべい

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左:「水仙」ゼリー、右:「梅」麩焼きせんべい

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左:「梅」ゼリー、右:「松」麩焼きせんべい

お菓子を眺めるだけでも季節の移ろいが感じられますし、
お茶を一服いただくと、いっそうおいしさが増しますよ
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茶の湯の炭

茶道に使う炭は、洗って乾かしてから使います
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お稽古に使う炭が少なくなってきたので
炭を洗いました
水を流しながらタワシで洗います
炭のまわりの皮が剥がれないように
やさしく洗って、天日で干します

炭のまわりや中の炭の粉を取っておかないと、モウ大変!
手や指で持つと、まっくろくろすけになったり、
火を熾すとパチッ、パチッと火の粉が飛んで畳に焼け焦げの痕がつきます

炭は、基本は火箸を使って炉や風炉につぎますが、
炭点前では、胴炭(どうずみ)を手で扱います
そして、その指を袖の裏で拭きます
大事なときに指が真っ黒になったら困りますよね

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   炭火は、人の心も温かくしてくれます

茶の湯の釜は鉄、釜の底には「鳴り」という細工があります
お湯が沸いてくると「松風(まつかぜ)」といわれる音がしてきます
これがとってもいい音なんです!
この音が「ごちそう」のひとつ、
そして、白湯の口当たりがとてもなめらかで、
甘みを感じるのも炭ならでは

茶の湯の炭の材料は、何といっても椚(くぬぎ)や楢(なら)
とくに国産の椚がいいとされています
確かに使ってみるとよくわかる!

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樹皮が密着し、しまりがあり、炭の切り口が円のように丸く、
菊の花のような割れ目があり、これを「菊炭(きくずみ)」と言います
この「菊炭」ともいわれる上質な炭ができるまでについては
茶炭倶楽部のHPを 
https://www.chazumi-club.com/01/index3.html

この椚の炭でできた灰もとっても大事です
4月の末、炉の時季が終わる頃、、炉を仕舞います
灰をあげて、夏に洗ってキレイにして乾かして、
繰り返し繰り返し使っていきます

GLEN CLYDE(グレン・クライド)のソックス

GLEN CLYDE(グレン・クライド)のソックスはスゴい!
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 メンズソックスです

何がスゴいのかというと ↓
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      永久交換保証

購入したのはFactelier(ファクトリエ)のオンラインストアから
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ファクトリエは、メイドインジャパン工場直結ファッションブランド
職人さんの情熱と最高の技術がつまった、
人に語りたくなるものを長く大切に使ってもらいたい、
そういう想いで立ち上げたそうです

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   パンフ

パンフの中のポリシー
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ファクトリエのHPは 
https://factelier.com

グレン・クライドについては 
https://factelier.com/factory/glenclyde/

ほかにもまだまだたくさんのスゴい工場があります
ゆっくり見たいHPです

2019年初釜&ワンコインお茶会(その3)

数茶の前にお干菓子をいただきます
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お干菓子の1つ目は「初夢」富士山のゼリー
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もう1つは、寶露(ぼうろ)せんべい
おめでたい宝尽くしの形です

薄茶を点ててくれたのは
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     SNさん                     SKさん
  
皆さんでお茶をいただき
今年のお初釜も無事に終了!

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最後に、恒例の記念撮影
今年も元気で楽しくお稽古しましょう!

さあ、第2部は、

お茶とお釜のお湯、炭も足して
午後3時から「第9回新春ワンコインお茶会」です
会費は、お1人ワンコイン、500円
ご近所さん、知り合いや家族、友人たちに声をかけて
参加者の中には、久しぶりに顔を合わす人たちもいて
お話が盛り上がります♪

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HSさんと4人の生徒さん
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YK君夫妻
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SK(W)さんも点てて

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そして、最後に記念撮影
途中でお帰りになった方も
いらっしゃいましたが、参加者数17名

みなさん、本年もよろしくお願いします
健やかないい1年になりますように

2019年初釜&ワンコインお茶会(その2)

さて、
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「花びら餅」がお腹に入ったら、大福茶です

島台を運び出して2つのお茶碗に
それぞれ濃茶を点てます
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お濃茶を皆さんでいただいた後は、
お待ちかねの点心です

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今年も、縁高重(ふちだかじゅう)を
使ってお弁当を作りました

盛り付けのお手伝いをSYさん、ASさん、HSさん
Mちゃんにしてもらって助かりました
ありがとう!お蔭で間に合いました
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向付(むこうづけ)はヒラメの細造りに
紅白なます
加減酢でいただきます

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お酒は八海山のしぼりたて原酒「越後で候」、
飲めない方には、同じく八海山のあまさけを

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そして椀盛(わんもり)
「おいしいっ!」て言われると、うれしくなりますよね

食後は、楽しい福引と数茶をします

2019年初釜&ワンコインお茶会(その1)

新春を祝って行われるお茶の行事「初釜(はつがま)」
2019年は12日(土)午前10時から午後2時30分頃まで
清友庵で社中の皆さんと過ごしました

昨年の暮れから少しずつ準備を始め
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左は濃茶入れ、右は薄茶用の大棗
まだお茶を入れる前なので、濃茶入れの仕覆の緒は
休め緒になっています

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上が金、下が銀の箔を置いた楽茶碗を重ねた
「嶋台(しまだい)」
ほかのお道具も用意して

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点心(てんしん 軽い食事)の献立も決めて

いよいよ当日です!
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初釜の室礼(しつらい)
竹台子(たけだいす)には七五三縄(しめなわ)飾り、
上に棗、羽箒、香合を飾ります
七五三縄に裏白とゆずり葉、人形(ひとがた)も飾り、
青竹の花入れには、結び柳に紅白の椿

時間が来たらお席入りして、お初釜が始まります
今年はASさんがお正客です
皆さんが席入りした後は新年のご挨拶
昨年のお茶会や今年のお稽古の抱負などのお話も出ました
そして
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台炭(だいずみ)は SYさん
SYさんは、今年の干支と同じ「亥年」生まれ
おめでたいのでぜひに、と炭点前を

次は、利休さんにお献茶
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点前は、HSさん、半東はYK君
2人とも皆さんの前では初めて
緊張していましたけど、よくできましたよ!(^^)!

予定通りにすすんで、この後は、
「花びら餅」をいただいてから
大福茶(おおぶくちゃ 濃茶)になります

2019我が家の年賀状

我が家の年賀状、平成最後の31年版は
神奈川県、称名寺光明院所蔵(神奈川県立金沢文庫保管)の
運慶作「大威徳明王像(だいいとくみょうおうぞう)」

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  版木を彫って刷った版画です

この大威徳明王像は、木造、彩色、玉眼
像内納入品の古文書の奥書から
「建保四年(1216)十一月二十三日」に、
「源氏大弐殿」の発願により、
「法印運慶」により造像されたことがわかりました

数少ない運慶の真作であり、しかも運慶晩年の作として
極めて重要であると、昭和20年に国の重要文化財に指定されています
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   ↑ 図録です ↓
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平成23年(2011)に金沢文庫で特別展「運慶 中世密教と鎌倉幕府」が
あり、展示されたのを観覧したとき
像高が21.2㎝と小さいのに、その迫力たるや
圧巻でした!

最近では、平成29年(2017)東京国立博物館の特別展「運慶」に
出陳されています

大威徳明王像については横浜市教育委員会のHPを
              
http://www.city.yokohama.lg.jp/kyoiku/topics/200321-01.html

県立金沢文庫のHPは
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/bunkogaiyou.html

我が家の年賀状のあれこれについては
アトリエ モア ザン モアのHPをご覧ください
(「レモンツリーのベース」の後に出てきます)
              
http://www.more-than-more.jp/atelier.html

ところで、今年の年賀状はどうしてこのデザインになったのか?
運慶の何かの記念の年でもないし‥‥‥
今年は亥年ですよね
イノシシも大威徳明王も牙がある(笑)
そして、この大威徳明王像が運慶作で
最も好きな仏像のひとつであるということ、
だったそうです

追記:年賀状の作製が大幅に遅れています
   まだ届かない方ごめんなさい m(__)m