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京都 俵屋旅館のお菓子

いただいた和三盆のお干菓子
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俵のかたち
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その名も「福俵
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京都の老舗旅館俵屋のお菓子です
最高級の本和三盆を、つなぎなしに100%使用
ですって

御三家といわれる旅館の中でも
以前は旅行会社の予約ができなかったところです
HPも作っていません
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俵屋では、アメニティグッズもオリジナル
石けん、シャンプーなどからお菓子まで
遊形(ゆうけい)ギャラリーで購入できるとか
     
http://matome.naver.jp/odai/2137852571255057301

そうそうシャンプーなどは、業務用ヘアケアの
タマリスの高級ラインです
タマリスの名は、創業者の玉井理介(たまりすけ)から
とったとか
キムタクとおんなじだよね、と
前に美容院で聞いたことがありました

さて、肝心のお味は
ふっふっふっ
口に含んだその時から
おいしーい!
口福です
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草津町に設置された重監房資料館

第22回群馬地域史懇話会の最後の見学は
重監房資料館です

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草津温泉街から車で7分
国立ハンセン病療養所「栗生(くりう)楽泉園」の敷地内にあります
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ハンセン病をめぐる差別と偏見の解消を目指して
国が設置した資料館です

まずレクチャー室で、ハンセン病や特別病室
(その実態はハンセン病患者の懲罰室)、
についての映像を見てから
主任学芸員の北原誠氏に展示ブースで解説していただきました

ニュースなどで知ってはいたものの
展示をみて、胸がつまりました
見学者全員の言葉がだんだん少なくなり
無言になります
見に行ってよかったと思います

重監房資料館のHPはこちら
http://sjpm.hansen-dis.jp/


その後、草津町前口でおそばの昼食を食べて解散しました

今回も世話人の方々に、文字通り
お世話になり、ありがとうございました
特にFさんにはホント感謝です
また、来年もよろしくお願いします

今回入った草津温泉!
酸性が強いと聞きましたが、
ひじ、ひざ、かかとがツルツルに
天然温泉のピーリング効果でしょうか
うれしかったです

草津温泉ぶらぶら探検

群馬地域史懇話会の巡見は楽しい!
草津温泉の迷路のような小道も通ります
中沢さんがガイド役ならでは、ですね

温泉のシンボルは、湯畑
湯畑の前にある、源頼朝にゆかりのある御座之湯
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右上にチョット見えるのが頼朝宮です
頼朝がこの辺りの石に座ったのかも
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左が旧御座之湯の白旗源泉(上記の画像の左側)、
中央奥が現在の御座之湯
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湯畑をぐるっとまわると、山本館が見えます
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大正時代の建築で木造三階!
今の草津温泉で一番古い建物

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湯畑の煙の向うに見えるのは
湯滝の燈籠 文政13年(1830)に寄進されたとのこと
湯樋は木製で、5年に一度取り換えるそうです
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八代将軍(吉宗)御汲上の碑
江戸まで温泉の湯を運ばせたとか

信州街道道しるべもありました
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「従是(これより)常布瀧 白根山」
「従是 鬼泉山(現在の西の河原) 氷谷」
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左に小さく道しるべ、右に見える道が信州街道
渋峠へと続きます
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この道しるべには「寛政十戊午(つちのえうま 1798年)」
とあり、県の文化財に指定されています

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旅館大阪屋の文字、趣がありますね
俳人 河東碧梧桐(かわひがし へきごとう)の揮毫ですって
正岡子規の門人で、子規門下の双璧の一人です

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歩いている途中にあった温度計 22℃
今10時頃、高崎は25℃くらいでしょうか

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ここは地蔵の湯
すぐそばに源泉の小さな湯畑があり、地蔵堂もあります
湯畑の前には小さなお地蔵さんが2体
眼病にいいとか
そういえば、『新編 高崎市史 資料編8』P.450~452に
嘉永3年(1850)と文久2年(1862)、片岡郡石原村名主 山口太郎平が
眼病治療のため、草津入湯許可願いを出した史料が掲載されています

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そして、ここはセント・バルナバ教会
コンウォール・リー頌徳公園の中にあります
イギリスに貴族の娘に生れた
メアリ・ヘレナ・コンウォール・リー女史が
この教会を設立し、ハンセン病患者の救済活動に
一生を捧げたそうです

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リーかあさま記念館の開館時間前だったので
教会の中を見学させていただきました

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頌徳公園にあるリー女史の顕彰碑

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草津町役場です
1階に町立図書館があります
この役場と隣のバスセンター辺りが、
江戸期に光泉寺が管理した無縁寺という寺の跡地だそうです
無縁寺の庭の一角に、草津温泉の湯治で亡くなって
引き取りのない遺体を埋葬しました
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ここがその墓地だったところ
墓地は、現在は町営墓地に移転されていますが、
図書館で、誰かが歩いてる音や、本をめくる音など、
ミステリアスな音を聞いた人がいるそうです!?

車をおいた集合場所に戻って
名ガイドの中沢さんとお別れです
前日の発表と合わせて、ディープな巡見になりました
ありがとうございました!

さあ次は、草津温泉から車で移動します

光泉寺で見つけたもの

群馬地域史懇話会の研修会2日目は、
草津温泉を歩いて探検しよう!です
案内してくださったのは、昨日の発表者の
草津町立図書館中沢孝之

まずは、日本三大温泉薬師の一つ光泉寺
何といっても、真言宗豊山(ぶざん)派の
このお寺の山号草津山
湯畑を見下ろす高台にあります
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もともとは画像の左手の駐車場にあったとか
右の道をまっすぐ行くとお寺へ

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正面が薬師堂
このお寺は江戸期に2度も火災に遭ったとか
再建された薬師堂にご本尊の薬師如来がいらっしゃいます

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右手が釈迦堂
焼失せずに現存しています
茅葺屋根が雨に濡れてしっとりとした風情

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この燈籠は1対ですが、火災に遭った痕が
よくわかります
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燈籠には「安永四年(1775)」とありました
何と江戸期の落書きも残っています
墨書ってスゴイ!
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「江戸日本橋呉服三郎兵衛」とか書いてありました

燈籠のそばにもあるある!
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これは「入浴逝者之塔」明治33年明治33年(1900)に建立
湯治していて亡くなった人たちの供養塔です
明治33年は、高崎が市制を施行した年
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野島小八郎君之碑」明治43年建立
草津温泉は、温度が熱く、酸性度も強いので、
「時間湯(3分間と時間を決めて入浴)」で
入浴治療をするように指導する
熱の湯の湯長を務めた人の顕彰碑ですね
熱の湯は、以前は共同浴場でしたが、
今は湯もみショーなどをしています

そのほかにも、
仏教哲学者で東洋大学の創設者である井上圓了揮毫による
行基開湯壱千弐百年記念之塔
吉野秀雄歌碑などなど、見どころがたくさん!

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山門から見ると湯畑がずうっと下に見えます
実際はもっと急な石段ですよ
ここが参道ですね
草津温泉の地形はすり鉢状になっているとか
ホント、歩くとよくわかります
さて次は、石段を下りて湯畑方面へ行きます

第22回群馬地域史懇話会in草津

8月22日(土)~23日(日)
恒例の宿泊研修会に行ってきました

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   草津温泉グリーンハイツ
もちろん、源泉かけ流し
お湯よし、食事よし、お財布にやさしい価格でよかったです
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ロビーには樹木の見本がたくさん
一つ一つ、名前と用途などがわかります
林野庁の保養施設ならでは、ですね

出席者は26名
研修会の発表も
 古代・中世の吾妻北毛地域
 中之条町の鳥追い祭り
 関東御要害と吾妻の関所
 草津温泉の湯治文化
の4本と盛りだくさん

年に1回のお馴染みのメンバーに、
初めて顔を合わせた人たちとの充実した時間
懇親会の夜も更けて

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発表資料の文化9年(1812)の上州草津温泉図(複製)
翌23日はこれを見ながら草津温泉を歩きます

秋田で国産薬用植物が

秋田の地で、国産薬用植物が育っています。」
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この抜けるような青空にカモミールの花が咲き乱れている
新聞の一面広告を見たのは、6月のことでした

思わず引き込まれて検索したら、
秋田県山本郡八峰町(はっぽうちょう)
あの「リゾートしらかみ」の五能線が走る町

八峰町の町長と、龍角散社長で東京生薬協会の会長、
薬用植物資源研究センター長で始まったプロジェクトだそうです

カモミールは、「地上のリンゴ」というギリシア語が語源で、
学名が Matricaria recutita マトリカリア・レクティータ
和名はカミツレ(加密列)

キク科の薬用植物で、
江戸時代にポルトガルやオランダから伝来したとのこと
リンゴのような甘い香りは、エッセンシャルオイル(精油)や、
ハーブティー、入浴剤などでお馴染みですね

安眠やリラックスに効果があるといわれ、
腹痛や女性の生理痛にもいいとか
ただし、妊娠中の人や、キク科のアレルギーの人は、
使用不可だそうです

生薬では、冷えや鎮静などに使われるそうです

東京生薬協会のHPに
薬用植物国内栽培事業が載っています
http://www.tokyo-shoyaku.jp/proj/saibai/

化粧品メーカーの資生堂
自社農園で化粧品原料を育て、商品化するそうです
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                        (朝日新聞より)

農産物ではないけれど、薬や化粧品の原料が
国内で栽培できるといいですよね

2015やっぱりいつもの 梅サワードリンク

Mちゃんに貰ったいつもの梅、黒酢と氷砂糖で漬けた
梅サワードリンク
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やっぱりこれが一番おいしい!

氷砂糖の量を少し減らしたら
サッパリしてて、これを飲んでると
猛暑の夏も乗り越えられそう(笑)

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梅もおいしく食べられます

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少し薄めにして飲んでますが、
身体の中がスッキリする感じです

平成27年7月31日点心で茶事を

点心とは、軽い食事のこと
茶事の場合、食事は懐石料理(フルコース)ですが、
点心として、お弁当などを出すこともあります

初風炉の茶事に来られなかったお友達を招いて
気軽な感じにと、お食事を点心にしてみました
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さて、
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玄関の蹲(つくばい)に青楓の枝
猛暑の中に少しでも涼しさを

寄付のしつらえは
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お家元の色紙「福如泉(ふくは いずみのごとし)」に
煙草盆、お白湯は冷茶(常温の煎茶)を用意しました

本席のしつらえは
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は「日新又日新」(ひびあらたなり、またひびあらたなり)
釜添えの切合(きりあわせ)風炉
竹の風炉先屏風に、スダレで涼しさを演出

ご挨拶して、風炉を清めて、松花堂弁当の出番
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詰めたのは、
向付(むこうづけ) ノドグロの笹漬
強肴(しいざかな) 豚肉の角煮、南瓜・蓮根の炊合せ
進肴(すすめざかな 春菊・人参・こんにゃくの胡麻和え
焼物(やきもの) 鮭の粕漬
ご飯 竹の子ご飯
香の物 たくわん、生姜

お酒は「〆張鶴」の山田錦 純米吟醸

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そして、お汁はどうしようか?と悩んだのですが
椀盛(わんもり)にしました
真薯、青紅葉の生麩、柚子、カイワレ大根

前日までに、お出汁をとって、下拵えもすませ
準備万端で臨んだのですが、
1人でしたので結構忙しかったです

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炭点前は、お客さまにしていただき
DSCF5142.jpg 氷室香合

主菓子(おもがし)が出ます
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菓子器は、今年が生誕150年高崎の俳人村上鬼城が俳句を書いています
俳句は「弟子達に問答させて涼み哉」
箱の蓋の裏書には、
「辛酉(かのととり 大正10年)冬日、於(おいて)瀬戸竹里庵 鬼城(角印)」
とあります
鬼城年譜に、大正10年11月に京都・瀬戸方面に行く、とあるので
この時なのでしょうね
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お菓子は錦玉羹

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お花は、姫吾亦紅()ひめわれもこう、縞芦(しまあし)、
藪蘭(やぶらん)、トルコ桔梗、フウウセンカズラ

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           ↑道具組を再現しました
メインのお茶は
濃茶付花月(こいちゃつき かげつ)というのをして
濃茶をいただいてから、お互いに薄茶を点てあいました

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あっ、もちろん、お干菓子もね

その後、水菓子(ニューサマーオレンジ:土佐小夏です)と
お番茶でお茶事が終わりました

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恒例の記念写真

気心の知れたお客様との茶事
楽しかったです