若狭の国の仏像と塗香(ずこう)

先日の東京国立博物館の時別展
仁和寺と御室派のみほとけ」を観て
思い出したことがあります

福井県の仏像がお出ましになっていました
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  福井県の文化財から
中でも↑中山寺馬頭観音菩薩坐像
スゴい迫力!観られてよかったです
福井県の文化財のサイトの彫刻 
http://info.pref.fukui.jp/bunka/bunkazai/sitei/choukoku/itiran.html#jubun
このサイトからプリントアウトもできます

1994年10月に若狭の国小浜を中心に
お仲間と仏像探訪で旅行しました
その時は中山寺の馬頭観音さんは
拝観が叶わなかったので

福井県南西部の若狭地域は「文化財の宝庫」とも
いわれるように数多くの古刹があります
詳しくは、若狭おばま観光協会の公式サイトの
神社・寺院観光スポットをどうぞ 
http://wakasa-obama.jp/TouristAttract/?category=3#mainWrap

そして、思い出したのは、
塗香(ずこう)」
小浜の多田寺さんだったかと思うのですが、
(うろ覚えですみません)
ご住職のお話を伺ってから
いざ、拝観という時に
ご住職が何やら私たちの手のひらに
粉のようなものをひとつまみ載せてくださいました
浄い香りがします

両手をこすり合わせると、さらに
芳香が強くなります
手に塗って自らを清めて拝観するのだそうです
確かに、心も身体も清めてくれる香り
初めての体験でした
塗る香、読んで字の如しですよね
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修行とか写経などの前にも用いられるそうです

塗香の香料は、白檀(ビャクダン)・沈香(ジンコウ)・丁子(チョウジ)・
桂皮(ケイヒ)・龍脳(リュウノウ)・鬱金(ウコン)などの
生薬が主な原料で、粉末状にして調合しているそうです

アロマテラピーでもおなじみの香料です

白檀 原料は、香木  学名は、Santalum austrocaledonicum
読み方は、サンタルム アウストロカレドゥニクム
サンダルウッドの名の方がメジャーでしょうか
甘く上品なオリエンタル調の香り

沈香 香木  Aquilaria agallocha アクイラリア アガローチャ
樹脂が沈着した部分は重く水に沈むため、沈水香木と呼ばれたから 
この名称がつきました  
甘みと苦みを持った複雑で奥深い香り
香料の高級品でこの最高級品が伽羅(キャラ)

丁子 花蕾  Eugenia caryophyllus エウゲニア カリオフィルス       
クローブ
甘く濃厚でエキゾチックな香り

桂皮 樹皮 Cinnamomum zeylanicum キンナモムム ゼイラニクム
シナモン、ニッキ
甘みを含んだスパイシーな香り

龍脳 樹脂 Dryobalanops aromatica   ディヨバラノプス アロマテカ
aromatica芳香という意味、爽やかな、清涼感のある香り
書道の墨や救心の成分にも

鬱金 根茎 Curcuma longa クルクマ ロンガ
ウコン、ターメリックともいい、カレーのスパイスでお馴染み
スパーシー系、ウッディー系の香り
黄色の染料としても用いられ、木綿の布を染めて
大切な美術品や茶道具など、包んで桐の箱に入れて保管します

数種類の香料が調合されていて、
鼻からスーッと身体に取り込まれて
ホントに香りで清められる感じです
鎮静、瞑想によく、そして抗菌作用もある香料ですね
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「アラビアの道ーサウジアラビア王国の至宝」展

仁和寺と御室派のみほとけ」展を観たあとは
ついでにと云ってはなんですが
表慶館の「アラビアの道」展を
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パンフの右の像が気になっていて

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この人形石柱は、紀元前3500年~2500年頃のもの
何とも言えない表情ですよね
高さは、1mちょっと位かな
サウジアラビア国立博物館の所蔵だそうです

そうそうこの展覧会は、
フラッシュOFFならば、写真撮影OKでした

展示は第1章から第5章まであって(1F~2F)
せっかくだから一通り観て行きましょう、と
いうことになって、順路に沿って行くと
第3章は「香料の道」ですって
香料っ!
思わず目がキラキラしてしまいます

紀元前1000年以降に香料交易でにぎわった
オアシス都市の出土品が展示されています
アラビア半島は香料交易で繁栄したとか
気になった展示をご紹介

ともにサウジアラビアにある
キング・サウード大学博物館の所蔵です

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向かって左奥が、香炉
左が乳香(にゅうこう フランキンセンス)の、
実際はもう少しブラウン系の色です
右が没薬(もつやく ミルラ)
この2つの樹脂は香炉で焚いて用いられました
乳香と没薬は、黄金とともに、東方の3人の博士が
イエスの降誕のお祝いに捧げた、というエピソードで
有名ですよね

フランキンセンスは、Boswellia carteri ボスウェリア カルテリイ
スモーキーでほのかに甘く、柑橘系の香りも漂います
古代エジプトやキリスト教、イスラム教や、
ユダヤ教でもお香として用いられるとか
アロマテラピーのエッセンシャルオイルは、
フランキンセンスの樹脂を水蒸気蒸留します
神秘的な香りの効能もありますが、
お肌のアンチエイジイングに欠かせないとか

効能も魅力ですが、個人的に
オリエンタルなフランキンセンスの香り大好きです

没薬は、Commiphora myrrha コンミフォラ ミルラ
ミルラは古代エジプトで、ミイラ作りに防腐剤として
使われたそうです
エッセンシャルオイルは樹脂を水蒸気蒸留します
苦みと甘みがある香りは、心を穏やかにさせ、
気持ちを前向きにさせる働きが
やはりアンチエイジングにも

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そして、1世紀~2世紀頃の小さな香油瓶(こうゆびん)と香油壺(こうゆつぼ)
さぞかし、いい香りがしたことでしょう

2013年12月スペインに行ったとき、
コルドバで教会から、くゆらしていたのでしょう
フランキンセンスのかぐわしい香りが
漂っていたのを思い出しました

2018ハッサクの収穫

一昨日ハッサクを収穫しました

昨年の摘果が不十分だったせいか
93個と数は多いけど、小粒かしら
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  大きいもので直径11cmくらい

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 ↑ 摘果したハッサク
摘果して、飾っていたのも先日食べちゃいました
酸味が多いけど結構いけました

昨日30日の「天声人語」は、柑橘系のお話でした
ちょっとご紹介しますね

  この季節、暖房の利いた部屋にミカンやユズの香りが広がると、
  寒さで縮こまった気分がすっとほぐれる。
  かんきつ類を眺めて感心するのはその多種多様さ。
  味も違えば、見た目も異なる。

  「祖先はおそらく三つか四つ。数千万年前にインドで発生し、
  風や虫が花粉を運んで自然交雑が進み、多様化したようです」
  農研機構の上級研究員、清水徳朗(とくろう)さんは話す。

      (中略)

  清水さんらは国内外269種のゲノム(全遺伝情報)を解析し、
  花粉親(父)と種子親(母)を調べた。
  精度は人の親子鑑定並みという
  例えば親子と考えられていたスダチとカボスは、
  実は異母きょうだいだった。
  いずれも父はユズという。……(後略)。


ふーん・。・そうだったの
なんだか不思議です

ハッサクの学名は、Citrus hassaku キトルス ハッサク
ユズは、Citrus junos キトルス ユノス
カボスは、Citrus sphaerocarpa キトルス スファエロカルパ
ミカンの仲間は、Citrus キトルス がつきます

柑橘系の香りの代表的な精油成分は、リモネンやピネン
リラックスや、リフレッシュ、体を温めるなどの効果も

収穫した八朔は、まだちょっと苦味もあります
追熟するのを楽しみに待ってます

ハッサクの摘果

寒くなってきましたね

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庭のハッサク(八朔)の実もキレイな黄色になってきました

農薬、化学肥料を使わずに育てています
要するにお構いなし
と言っても、お水やりはしていますよ(笑)

例年より時期が遅くなりましたが、摘果しました
十分日光にあたっておいしくなるように
大きくなあれ♪

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  直径9cmくらいです
摘果した中でキレイなのは捨てるにしのびなく
飾っています

ハッサクを食べるの大好きですが、
皮をむいたときのあの柑橘系のさわやかさ、
少し甘い香りの中にビターな感じがあるのも
うれしいです

ハッサクの学名は、Citrus hassaku キトルス ハッサク
ミカンの仲間は、Citrus キトルス がつきます

香りの正体は、リモネンやピネン、ミルセン
柑橘系に含まれる代表的な精油成分たちです
リラックス効果や、すっきりリフレッシュ効果
体を温める効果があるので、冷えやむくみの改善にも
すぐれものですね

なんと、ミルセンはビールの原料のホップにも
含まれているそうです

とかなんとか言ってても、熟すのは来年
おいしいハッサクを心待ちにしています

アロマで潤い!手作り美肌水

安中市の麹カフェ ことことさんで
ワークショップの講師をしてきました

アロマ クラフト講座vol.1
テーマは、「アロマで潤い 手作り美肌水」
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  オーナーシェフのAちゃん
Aちゃんも参加してくれました

まずは、化粧水 東西あれこれのお話から
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 サンタ・マリアハーブウォーター
イタリアのフィレンツェにあるサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局
800年もの歴史があり、創業当初からの伝統のレシピで
作られ続けているリフレッシュウォーターです
これをコットンに含ませて、手につけて
香りとテクスチャーを感じてもらいました

それから、
化粧水作りの材料のお話をして

作ったのは、
リッチなローズの化粧水
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材料は、こだわりました
つけてみると、しっとり、もっちり
いい感じですよ♪

そして、おまけに
スッキリ、サッパリ、日焼けしたお肌に
キュウリの化粧水

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キュウリには、ソラレン(光毒性物質)という、
日焼けをおこしやすくなる成分があるので、
お顔には夜に使ってください
お風呂上りにボディにもパシャパシャと
たっぷりつけてくださいね♪

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 手作り化粧水と参加者のみなさん
笑顔がうれしいです

みなさん、そして、お手伝いもしてくれたAちゃん
ありがとうございました
楽しみながら毎日使ってみてくださいね